暑くもなく、寒くもなく、といった絶好の運動日和の天候のもと、今年も、文化の森・芝生広場の一部をお借りして、子どもたちが楽しみにしていた”親子レクリエーション”が開催されました。
ひまわり保育園の”親子レクリエーション”は、他園で言うところの「運動会」のような行事です。しかし、内容は他とは少し違うかもしれません。この行事の趣旨は、「親子で運動あそびを楽しむ」ということです。よって、練習は極力せずに、”普段の子どもたちの様子や各年齢の発達に合わせた競技内容”、また、保護者競技、親子競技をたくさん盛り込んで、”大人も積極的に参加する内容”でプログラムを構成しています。
近頃の世間一般の運動会は、子どもたちに、”今、出来ること、楽しんでいること”よりも、少し難易度の高い内容のものを、過度な練習を強いて頑張らせ、運動会当日に保護者の前で披露する、というのが主流です。かく言う当園も、10年程前までは、「見栄えのするプログラムを」と、子どもたちを叱咤激励して取り組んでいました。 「こんな事が出来るようになったのか!」と運動会を見て、子どもの成長を喜び、感動される方も多いことでしょう。決してその全てを否定する気はありませんが、どの保育園、どの小学校でも、競うように、凝りに凝った内容になっていく運動会等の行事(発表会、卒園式も含め)について、当園では、10年程前に、保育の見直しと共に改めて考えたところ、「誰のための行事か?」「保護者に喜んでもらうことが最優先されているのでは?」「子どもたちにとって、より良い行事の持ち方は?」という話し合いがなされました。
その話し合いの結果、「運動あそびの会」から「親子レクリエーション」と名称を改め、これまで行っていた近隣の小学校の体育館ではなく、文化の森・芝生広場という開放感ある戸外で、”大人も子どもも参加して、運動あそびを楽しもう”という趣旨のもと、開催されるようになりました。
低年齢児にとっては、大勢の人の前に出るというだけで心に負担がかかることなどから、参加は3歳児以上に限定して行っています。普段から、戸外遊び中心のひまわりっこたちは、”見栄え” ”出来栄え”なんてものにとらわれることなく、体操に、かけっこに、綱引きに、とパワフルに躍動していました!
まずは参加者全員でラジオ体操を。怪我をしないように体をほぐして~
子どもたちの体操「ココ☆ナツ」 みんな最初から元気いっぱい!
♪コココ コッココッココー♪ 小はと組さん、動きがバッチリそろってるね!
さあ、お父さん、お母さん、子どもたちを捕まえられるでしょうか?
小はと組(4歳児)の親子競技は大玉リレー。大玉を運んで、転がして・・・親子の共同作業。
つばめ組(3歳児)の親子競技「どちらにしようかな」カードを選んで、おんぶか抱っこをしてもらいます。
大はと組(5歳児)「跳んで!くぐって!友だちの輪っ」フラフープで前跳びしながら全力で走る。そして・・・
戻ってきたらチームの友だちをフープの輪にくぐらせる。チームワークが勝敗を分ける競技です。
保護者の皆さんにも頑張っていただきましょう。今年は「借り物競走」を。カードを引いて出たお題は、「縄跳び10回」。
こちらのお父さんはオオカミに変身!!なんだか・・・すっごく似合ってるんですけど(笑)。クラス対抗で見事、大はと組が優勝!!
小学生やおじいちゃん、おばあちゃんに参加していただいた「風船割りゲーム」。
足で踏んだり、お尻で踏んだり、「パーン!」という気持ちの良い破裂音が響いていました。
「よーいドン」のかけっこ。棒に吊したパンに向かってまっしぐら!
毎年盛り上がる」保護者競技の定番「綱引き」。つばめ組VS小はと組。転んでも綱は離しません!
大はと組は、保護者にとっても最後の親子レクリエーションとあって、本気度が違います!気合いで、チームワークで、優勝を勝ち取りました!
大人たちが白熱する様子を見て、参加したがる子どもが多い為、近年は”子どもたちVS保護者”の戦いも。つばめ組(3歳児)は、スタートの合図が鳴った瞬間にポテンと転げ、その様子のかわいらしさに温かい空気が流れました。参加した子ども15名に対し、お父さん3名で、お父さんたちの圧勝!!でした。
小はと(4歳児)は子ども20名VSお父さん3名。 子どもたちの勝利!
大はと組(5歳児)は子ども21名VSお母さん5名。子どもたちの勝利!
レクリエーションの最後を飾るのは、こちらも定番となっている「じんじん」。各クラスごとの輪になり、リズムに合わせて回って踊って。
クラスのみならず、参加者みんなが一つになれる楽しい親子レクリエーションになりました。参加、ご協力くださった保護者の皆様に感謝申し上げます。(長尾)