阿南市那賀川町の“野菊の里”に行ってきました。
6月の田植え体験を思い出しながら、「お米いっぱい取ろうな」と、バスの中で友だち同士の会話が弾んでいます。
30分の移動もあっという間。野菊の里に到着すると、「待っとったぞ~」と、新居夫妻が、温かく出迎えてくれました。
始めに、「刈る時は稲の下の方から刈ってよ」「稲を揺らすとお米が落ちるけん、そーっと持ってよ」と、お話をしてくださいました。
さぁ!!この日のために河原で石を拾い、自分で研いで作った石包丁の出番です!(落としてもすぐに分かるように赤色でコーティングしています。)
刈れるかな~?
「どっちが長い~?」と、稲の長さ比べ。
刈っているうちにお腹が空いてきました・・・新居さんが羽釜で古代米「弥生紫」を炊いてくれています。
「まだ~?」「お腹空いたぁ~」と、まだかまだかと催促する子どもだち。(笑)
そんな姿を見かねて、炊きあがるまでの待ち時間にと、手作りの“ポン菓子”をくださいました。
香ばしくておいしい!「これ、ひまわりのおやつでたべたいなぁ~」なんて呟く子も。
さて、ご飯が炊けました。”待ってました!”と、言わんばかりに羽釜の周りに集まる子どもたち。
新居さんの『3、2、1』の掛け声とともにフタを開けると・・・
「わぁ~~~~!!!」ふわふわの蒸気とともに広がるお米の匂い。「おいしそー!」
キラキラ輝く弥生紫に、うっとり。さらに食欲を掻きたてられます。
おにぎりにして食べました。
「おれのん、うめぼしいりぃ~!」
そして、普段、給食でも食べている、こちら野菊の里で作られた”弥生紫”が『フード・アクション・ニッポンアワード2016』で、“究極の逸品”に選定されたそうです!!!(1,008産品の応募の中から、最終審査会にて10産品の一つとして選ばれました。お米部門では、一位だそうです。)ご縁があり、生きるうえで最も大切な『食』を通して、野菊の里の皆様と関われていますことを、大変嬉しく思い、感謝しております。
(中尾)