☆冬のお散歩☆(4・5歳児)

皆様、あけましておめでとうございます 本年もどうぞよろしくお願いいたします
本格的な寒さが続きますね。こんなに寒い日は大人は ♪こたつで丸くなる~♪ といきたいところですが、子どもたちには、この“冬”ならではの楽しみ方、発見があるんです。そんな子どもたちの様子を、少し紹介したいと思います。

この日は文化の森へ、4,5歳児が散歩に出かけました。「たっか!(高い)」「車、ちっちゃいなぁ」と景色も満喫。

「あ!ひまわりあった!」「おーい!黒ちゃーん!(調理さん)ご飯大盛りにしといてー!」「あっ!園長が歩っきょるんが見える!」←本当に?! 笑

賑やかなひまわり御一行様。目的地(文化の森の山中)に到着。きれいに整備された芝生広場とはまた違った楽しみが、ここにはあります。 山の急な斜面。「わぁ~!滑る~!」「手、持っていいよ。」「引っ張りまーす。」と、友だちに手伝ってもらいながら、登る。

「この木、ちょと滑りやすいな。」色んな種類の木を登ってきたから違いが分かる。踏ん張る手足の力と、バランスを保つ姿勢ができています。

「ちょっと探検行ってくるわ!」(保育士が事前に安全確認済)この、ドキドキわくわく感が、子どもの好奇心と【知りたい】の心を育てる。

「おサルで~す」この後、体を左右に激しく揺さぶる!

「きゃー!」落ち葉がいっぱいの斜面は天然の滑り台。

探検から戻って来た男の子達。「広い所があってなー!」「ほんで、走れるんよ!」と、自分達が発見したことを興奮気味に話してくれました。

でも、探検はまだまだ終わらない、倒れた木の根っこ部分があらわになっているのを見つけ、「(根っこは)太いんと細いんがあるな。」「これ、何で倒れたんだろ?」「こんなでっかい木やのに・・・」じっくり観察、そして想像力を膨らませます。

こちらは、太いかずらにぶら下がりブランコ。腕の力で全体重を支える為、「手が痛ぁなってきた。」それでも、自分の思うような揺れ方をするまで何度も繰り返す。子ども達がそれぞれに遊びを十分楽しむと、帰路につきます。

帰り道、21世紀館裏の影に氷を発見。「こっちにもある!」「大っきい氷が取れた~!」と興奮気味の子ども達。「氷で皆の顔見たら、変に見える。」

「冷たっ」氷で手がかじかむ。それでも手を息で温めたり、服でこすって摩擦で温めたりすると、また氷に手が伸びる。それだけ魅力的な素材ということですね。

「ガラスみたいに割れた。」「この上歩いたら、滑るよ~」と、踊るようにお尻をフリフリ。手で、足で、氷の感触を楽しみました。こういう自然現象に出会えるのも、冬の散歩ならではです。

山中で拾ったかずらを持ち帰ります。通行の邪魔にならないように工夫して持ち方を相談する姿が印象的でした。

 

自然素材は創造力を膨らませます。太いかずらは固いのでちょっぴり扱いにくい。最初は、一人で巻いていたのですが、「力、入れて持ってよ。」と、友だち4,5名と協力して作っていました。

そして、南天やシダもあしらい、素敵な壁飾りができました。        園の周りは自然がいっぱい。この恵まれた環境の中で、子どもたちには四季折々の体験をし、心豊かに育っていってほしいと願っています。(盛)