4歳児だより

 

お尻にツノがある幼虫。大きくてモゾモゾとよく動く姿を見て「これなに!?」「アゲハ蝶になるんちゃうん!?」と子ども達は興味津々でした。

 実は・・・私も子どもの頃に同じ幼虫を見つけ、育てたことがありました!葉っぱと一緒に虫かごに入れ、よく観察していました。サナギになり、羽化した際に図鑑で調べ、「スズメガ」という蛾の仲間だということを知りました。そこで、子ども達にも成虫になるまでの過程や羽化した時の驚きを体験してほしいと思い、子ども達と育ててみることにしました。

まずは幼虫のエサ探し。「ちょうちょは花が好きやけん、花がいいんちゃうん!」とRくんの提案で花をあげることに。(子ども達はアゲハ蝶になると信じ切っています(笑))

その3日後・・・虫かごを覗いてみると、なんとサナギになっていました!ツンツン触りながら「なにこれ?」と不思議そうな子ども達。一人が「これサナギじょ!」というと「ほな明日進化するんんちゃうん!」とみんな期待を膨らませていました。

またしばらく経つと・・・サナギは真っ黒でカチカチに。「こんなんだったっけ?」「なんで黒いん?」と子ども達。すると「黒アゲハになるけん黒いんちゃうん!!」とHくん。その言葉に「ほうやな!」「もっと寝かせてあげよう!」とわくわくしている様子でした。子ども達の想像力に感心した瞬間でした。

 

◎低年齢児とのふれあい

お互い緊張してこの距離感・・・(笑)しかし、1歳児の可愛さに思わず顔がふにゃり。

「抱っこできたよ」こちらもお互いぎこちない表情。けれどふれあっていくうちに、少しずつ柔らかい表情になっていきました。

「こうやって繋ぐんよ」と手を繋いで輪になり4人でふれあい遊び。

手を繋いで23保育室をダッシュ!

 後日、1歳児が23保育室に遊びに来た時、4歳児のところに笑顔で駆け寄って行く姿が見られました。乳児と関わる機会があまりなかったので、このような機会を作ってみたところ、抱っこしてあげたり、リードして遊んだりと、普段は甘えん坊な姿も多い子ども達の”お兄さん、お姉さん”な姿が見られました。このような異年齢での関わりも大切にしていきたいです。

 

◎園庭では・・・

①枝を水で濡らすKくん。

②「これ描けるんじょ」と板に線を描いていく。こんな表現の仕方もあるんです!

クヌギの木のどんぐりが落ち始めた頃。大きなどんぐり!・・・と思いきや、かさに乗っているのは泥団子(笑)

「見てみて!」とヒメシバの茎をねじる。すると中の水分が茎から出てきました。強くねじらなければ出てこず、こんなことに気付ける観察眼、すごい!

                                       馳川