◎梅雨時期は室内で過ごすことも多かった6月。自分たちの身体を使った遊びを楽しんでいます。
☆わらべ歌遊び
「おせんべやけたかな」お煎餅に見立てた手や足を歌に合わせて指さし、歌の最後に止まった子は、焼けたのでひっくり返します。「早く焼いて~」とみんな待っています。
「ちゃっぽん」「ちゃっぽんちゃっぽんちゃっぽんぽん♪」と歌のリズムに合わせながら床と手を叩き…「◯◯が踊り出す♪」呼ばれた子は身体を弾ませながら踊り始めるという遊び。交代で独自の踊りを披露し合います。
「かごめかごめ」3~5歳児で輪になって始まったかごめかごめ。わらべ歌遊びを通して異年齢での関わりも見られます。
友だちと直接的な触れ合いがあることで、相手と心を通わし、絆も深まるわらべ歌遊び。歌と一緒に身体を動かすことで、運動能力やリズム感も身についていきます。
4歳児になると、集団で簡単なルールのある遊びをする姿が見られます。時には子どもたちで遊び方を変化させ、オリジナルの遊びになることも。その際の発想力や順応力には驚かされることもあります。自分の思いを通したいため、友だちとぶつかることもありますが、集団遊びを通して相手の思いに気付いたり、ルールの大切さを知ったりしながら、友だちと関わって遊ぶ楽しさを感じてほしいと思います。
☆身体を使って
壁を使った倒立、誰が一番長くできるか勝負中!体勢が崩れると、足着いちゃった~」と悔しがる子も。
指先だけで身体を支えるだけでなく、足も持ち上げる腹筋の力!大人でもなかなか真似出来ませんよね!
手押し車で進んでいく!自分の身体を支える腕の力やバランス感覚が必要となる遊び。また、友だちと息を合わせることも大切。
近年、運動不足により体幹や筋力が鍛えられていないことで、疲れやすい、怪我をしやすい子どもが増えていると言われています。4歳児クラスの子どもたちは普段から遊びの中で柔軟に身体を動かすことで、身体の使い方を自然と体得していきます。その際に足腰の強さや、腕の筋力、体幹等が培われています。
記:馳川