夏の盛り、園庭の木々には無数の蝉が列を作ってとまっています。
ある日、手の届く所にとまっているセミを見つけたKちゃん。
じぃーーーっとセミをみつめ、保育士の方を振り返り、保育士が「うん」とうなずくと・・・、意を決したようにそーっと近づいて行きました。
そして、手を伸ばした瞬間、セミはシャーっとおしっこをしながら飛んで行ってしまいました。
飛んで行ったセミにびっくりした表情のKちゃん。
この一連の体験の中に、Kちゃんが感じたものというのは、沢山あるだろうなと想像しました。
こんな実体験が、心を動かし、脳を活性化させていくように思います。
大人が先々に何でもしてあげてしまうと、そういった体験も経験もできないと思います。
子どもが自ら動いて体験できる、色んな事をしてみたいと思える環境をこれからも作っていけたらなと思っています。