5歳児だより

☆流しそうめん☆

七夕の集いの日、そうめんを食べる風習に習い、5歳児組が流しそうめんをしました。

砂場に竹をいろんなところに、立てていく子どもたち。

この状態では、長い竹の樋が乗せられないと気づいた子が「ばつてん(ばってん)にした方がいいんちゃうん?」とみんなに伝える。周りの子たちも「4歳児組の時も、5歳児組がそうやってしよったな!」と竹を交差させて、紐で固定していく。

固定した竹が砂にしっかり埋まっておらず、不安定・・・。すると石を持ってきて、竹の周りに並べていく。「石置いたらいけそう!」

杭のように木材を斜めにし、砂に埋め込んで、竹が安定するようにする子も。

他にも、木の板や角材などを使って、土台が完成!!したかと思いきや・・・

崩れてしまい、「もう一回する!」とやり直していく。

竹と角材をたくさん積み上げたもので、竹の樋を支えることに成功する。

「流しそうめんするぞー!!」気合い十分!

流れてくるそうめんに大喜びで、たくさん食べました♪ 竹が急な傾斜でも、流れるスピードが速くても気にしない!(笑)

 

 今年は、食べることも楽しみにしていましたが、「5歳児組が竹で作るんよな!」と自分たちが流しそうめんの土台を組むということにも数日前から意欲を持っていました。

 いざ、始まると最初は、子どもたちが一斉に自由に竹を立てだし、「いけるかな・・・」と少し心配しました。ですが、自分たちで「これではできない」ということに気がつき、組み方を変えて修正しました。この日は、子どもたちの「こうしよう」「ここはもっと竹を(砂に)埋めるんよ」などいろんなところから声が聞こえ、盛り上がっていました。最後まで諦めず完成した竹の土台を使っての流しそうめんはよほど美味しかったのか、食べる勢いに職員も驚きました(笑)また1つ、子どもたちが自分たちの力でやり遂げることができ、嬉しさと共に成長を感じた時間となりました。

                                

                                     記:上田