5歳児組便り

☆何の幼虫かな?☆

地域の方から、頂いた幼虫を大はと組で観察することに。「何の幼虫だろ?」「ちょうちょかな?」

「うわぁ~プニプニしとる!」「あんまり触りすぎたら幼虫が死んでしまうかもしれん!」   実際に、幼虫に触れて感じたことを、友だちに伝えています。その後は触れず観察することを子ども達で決めていました。

アゲハの絵本を持って来て、皆で何の幼虫か調べ始めました。「あ!これはキアゲハの幼虫!」

後日、虫カゴに入っていた葉っぱが枯れてきたので「みかんの葉っぱが好きなんやけどな・・・」「(みかんの葉)ないけん、似とる葉っぱ探そう!」とやりとりしながら探していました。

虫カゴの掃除をして、自分達が集めた葉っぱや枝を入れていく。「お洒落な家になったな」「いい感じやな!」(笑)

幼虫からサナギに成長すると、「もう少しでキアゲハになりそう」と楽しみにしていました。

そしてついに、蝶になり子ども達も嬉しそう♪「やったー!キアゲハになった!」「ほんまに黄色や!」

「バイバーイ」「元気でおってよ~」と見えなくなるくらい手を振っていました。

 

 キアゲハが成長すると、「虫カゴにおったら狭いよな」「いろんなとこ行きたいと思う」と子ども達が相談し、逃がしてあげることにしました。最近では、園庭や散歩の道中でアゲハチョウを見ると「5歳児組で育てたキアゲハかもしれん!」「元気にしよるかな?」と思い出すこともあります。毎日、成長していく過程を観察している中で、何か変化があると、絵本や図鑑で調べたり、すぐに友だちと話し合ったりしていました。子ども達の経験と知識の合致ができているんだと感じました。

                                 記:上田