◎6月中旬頃、子どもたちに7月の七夕まつりで、❝自分たちで竹を組んでそうめん流しをしよう❞と提案しました。すると、子どもたちは「やりたい!」「前の5歳児組がしたやつ作る!」と興味を持ち、早くもやる気が見られました。そして、連日のように、子どもたちは遊びの中で、様々な素材を使って、自分がイメージするそうめん流しの台を作り、七夕まつりの日に行う、そうめん流しを心待ちにしていました。
水が角材をつたって下に流れていくように、流木と角材の間に竹筒を置いて傾斜をつける。
「そうめん流しの台って割れた竹を使いよったよな」と細く割った竹をつなぎ重ねていく。
「同じ長さ(横幅)じゃないとつないだ所から(竹と竹)水が落ちる。」と沢山の竹の中から、同じ幅の竹を見つける。園庭からかき集めてきたそうです。
太い竹筒や細い竹筒を上手に組み合わせて作る。水が半割れの竹の上を水平に流れるように工夫する。
☆そして7月7日七夕まつり当日・・・☆
この日の気温は高く、炎天下で活動を行うのは難しいと判断しました。すると、子どもたちから、「外がダメなら部屋でしよ!」「中(室内)でそうめん流しの台作ろう!」と提案があり、廃材を使って作ってみることにしました。
「流す所はペットボトル切る」「立てるのに筒使ったら良い」と意見を出し合い作業を始める。
「ガムテープならはがれんな」と切ったガムテープをつなげていく。
そして、子どもたちの手で一から作ったそうめん流しの台が完成。
今回は室内ということもあり、夏野菜を流して食べることに。自分たちで、折り紙を使って器も折り、好きな場所でスタンバイ。
こちらは一番下流でスタンバイ。「あれ?全然こっちまでこんな~」
◎七夕まつりのおやつには…
事前にのこぎりを使って竹を切り、器作りにも挑戦しました。初めて使う道具の扱い方を知ったり、竹を切る際、どれぐらいの深さにするのかを考えながら切っていきます。
もう一つの楽しみは、自分たちが作った器でそうめんを食べること!!「何回でもおかわりできそう」「いつもよりおいしそうに見える」等、皆で会話を弾ませながら食べていました。
◎子どもたちが、行事の中での活動に対し、興味を持ち、それぞれがそうめん流しの台をイメージして遊びの中に取り入れていたことで、より、七夕まつりへの期待も高まっていました。5歳児組皆が同じ思いだったことで、ただ延期で終わるのではなく、室内で作るという考えにつながったのだと思います。一つの目標に向かって全員が真剣に取り組む姿を見て、今まで以上に団結力の強さや協同性が培われているのだと改めて感じました。今後、5歳児組の子どもたちが、竹を組み立てて、そうめん流しの台を作れるよう、計画していきます。その時には、自分たちで作った器も使って食べようね!!保護者の皆さんも、子どもたちがどんなそうめん流しの台が作れるか楽しみにしていて下さい。
記:白倉