バスに揺られること30分強、阿南市那賀川町にある野菊の里に到着しました。
今年も新居夫妻が笑顔で迎えてくれ、子どもたちも今から始まる田植え体験にわくわく気分が高まります。 着替えを済ませ、まずはお話を聞きます。
こちらの農場「なかがわ野菊の里」では、昔ながらの農薬を使わない無農薬米専門にお米作りを行っていらっしゃいます。”自然と共に歩む”というお考えや取り組みに、当園も大変共感し、3年前から園児が田植えや稲刈りを体験させていただいたり、給食の一部に取り入れさせてもらうなどして関わっています。
早速、田んぼへと移動。
田植え前の大切な行程である代掻き。昔は牛をひいて行っていたそうです。今ではトラクターなどを用いて土塊を砕き田面をならすこの作業を、元気いっぱいの子どもたちの体を使って行います。 普段からどろんこ遊びが盛んなひまわりっこたちが本領を発揮できる場面です。
徐々に大胆になっていくどろんこ遊び。水しぶきならぬ泥しぶきがあちらこちらで上がっていました。
田んぼの隅っこで動く何かを発見!! 「シマヘビじゃ!」「シマヘビは毒持ってない!捕まえよう!」野生の血が騒ぐ!!
シマヘビくんは保育園に連れて帰り、みんなの友だちになりました(^_^)
いよいよ田植え開始。定規の使い方、苗の持ち方など説明を聞きます。
さあ!実際にやってみよう!
「1,2,3,4,5」5本の苗を三つの指で持ち、植えていきます。
慣れてくると少しずつペースも上がってきました。しかし、田植えの前にさんざんどろんこ遊びをした子どもたちは、体が冷えてきてブルブル・・・(-_-;)
どろんこの中に浸かっていると温かいらしく、再び泥に寝そべる。これも知恵の一つです。
最後は田んぼの水でシャワーを。水の勢いと冷たさに「ワーワー!!キャーキャー!!」
着替えの後は、こんなお楽しみが待っていました! これは、お米で作ったお菓子です。米飴を流し込んで頂いたのですが、天然の甘みにびっくり!
待ちきれない子どもたち。食い入るように見ています(笑)。
「おいしいなあ」お友達と会話しながら頬張り、笑みがこぼれます。
「みんなが植えた苗が育っておいしいお米になる頃、また来るね」と約束して、野菊の里をあとにしました。 (長尾)