入園当初は、遊具もなく、自然物で力いっぱい遊んでいる年長児のように、ひまわり保育園での生活に我が子がなじめるのか、本当に不安でいっぱいでした。
そんな親の不安をよそに、子供たちはひまわり保育園で、木や水や土などの自然物で泥だらけになって遊び、山や川など、自然の中で解放され遊んでいくことで、日々たくましくなっていく姿を実感することができました。
便利さを得た現代においては、日常生活では体験しづらい、自分の手で行う田植えや自分が作った石包丁での稲刈り、杵や臼を使った餅つき、干し柿やひなあられ、しめ縄づくり、流しそうめんやサンマの七輪焼きなど、自分たちで一から考えてやりとげるという体験を保育園ですることができました。子供からその話を聞くたびに、子供たちの成長に驚き、そして、うれしくも感じました。
園長先生をはじめ、保育士の皆さんには子供の自立を支えるという保育方針のもと、おそらく他の保育園に比べるとはるかに心身ともにご苦労があったことと思います。子供たち自身が必死に考えている状況を温かく見守り、子供たちの意見を尊重し、自立を阻害しないという姿勢は、本当に難しいことだと思いますが、そのような
環境を作ってくださったことで、園生活の中で生じた課題を、自分たちだけで真剣に話し合って結論を実行する、という成長した姿を見ることができました。
4月から新たな世界に飛び立つ子供たちにとって、心のよりどころとなれるよう、我々もひまわり保育園の保育方針に育てられた親として、子供との関わり方に自信を持ち、今後もしっかり接していきたいと考えています。