●田んぼ作りから苗植え
今年も職員が苗を用意し、第2園庭の片隅に田んぼ作りをすることにしました。
「硬すぎるわー」と、友だちとスコップを交代しながら、2日間かけて地面を掘り、水田を作る。
場所を確保できると、第3園庭にある田んぼの土にふさわしい土を何往復もしながら運んでいく。
「いっぱい入れていけるけんな」と、たくさんの量を運べることを主張し、友だちに土を入れてもらう。他の子が運んでいる様子を見て、「もっと入れて」と、負けじと量を増やしてもらう子も。
(第2園庭用水側)
代掻き(しろかき)作業は、子ども達の足で。「まだ、ここやわらかくない」「ここまだ土少ない」と、土と水を足で踏み、田んぼの中が柔らかくなるまで混ぜていく。
トロトロ感が気持ちよくなり、横になってリラックスしたり、土山から飛び込んだりと、盛り上がる姿も。
泥んこを楽しんだ後、午後から苗を植える。「小はと(4歳児)の時もしたことがある」と去年もしたことがあるため、手慣れた手つきで植える子ども達。
苗の生長が楽しみです。子どもたちは、苗の所に虫がきていないか確認したり、草や石が落ちていると拾い集める。
後日…
3歳児がタライに、土を入れ水を足しているのを見て、5歳児の子たちは、「次は、足で土を踏んで柔らかくしていかないとダメ」「私たちがやったろうか」とやり方を教えてあげ、手伝っていました。
田んぼ作り、その田んぼに苗を植える体験をすることで、どのように苗が生長していくのか、普段食べている白ご飯ががどのように作られているのか、実際に目で見て体験してほしいと思い、今回、田んぼを作る事を伝えると、「オレ達が頑張って掘る」、「おいしいお米つくる」と、やる気満々の子ども達でした。また、「田んぼ作ったらおたまじゃくしがくる」や「トンボもくるよな」と、小動物との出会いも楽しみにしています。水が少なければ、「水入れるようにしようか」と、水を田んぼに入れたり、虫がいないかを観察したりしています。今後も、自分たちで最後までやり遂げる体験を増やしていきたいと思っています。
記:宮川